研究活動

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学会賞

日本選挙学会賞は、会員相互の研究交流の促進と広い意味の選挙研究の発展を目的として2009年度創設されました。 学会賞には、研究会のポスターセッションにおける会員の優れた研究発表を対象とする「優秀ポスター」、研究会における会員の優れた論文報告を対象とする「優秀報告」、『選挙研究』に掲載された会員の優れた投稿論文を対象とする「優秀論文」、の3つの賞が設けられています。


2009年度 日本選挙学会賞

2009年度の受賞者は次の通りです。

学会賞名 受賞者名・所属 受賞論文・報告タイトル
優秀論文 今井 亮佑(首都大学東京) 「選挙動員と投票参加-2007年〈亥年〉の参院選の分析-」
優秀報告 飯田 健(早稲田大学) 「投票率の変化をもたらす要因:投票参加の時系列分析」
奥 健太郎(東海大学) 「参議院全国区選挙と利益団体」
砂原 庸介(大阪市立大学) 「制度改革と地方政治?地方政治再編の説明要因は何か」
優秀ポスター 稲増 一憲(東京大学大学院) 「有権者とメディアの関係性から捉える政策争点の違い」
高橋 百合子(神戸大学) 「新興民主主義における政党間競争と分配政治:メキシコの事例分析」


2009年度 学会賞講評

  初めての学会賞を選考する任に当たった者としまして、何より会員の皆様にお伝えしたいは、今日、本学会の研究活動がきわめて多岐にわたっており、しかもそこで実にさまざまなアプローチが取り入れられているということに、あらためて気づかされたということです。
  いかなる学術の分野であれ、自由な着想、さらには異なる理論や分析手法を相互に受け容れる寛容的態度こそが、知識の進歩を約束するものであることはいうまでもありません。それゆえ、私は、このたび選考の対象となった研究に、選挙そのものを分析するもの、選挙の背景にある制度や選挙の帰結としての現象に着目するもの、ひとつの選挙を詳細に扱うもの、より中・長期的な傾向を探求するもの、明示的に国際比較を試みるもの、新しいデータ分析の手法を開発するもの、といったように、まさに選挙研究の広がりと深みが反映されていたことを、非常にうれしく思いました。
  そうした中から選ばれた上記6点の研究は、それぞれ、発想の独自性、構想の大胆さ、分析の緻密さ、プレゼンテーションの明快さ、などの点において特に優れていると評価され、学会賞を受賞するにふさわしいと判断されました(もちろん、HPへのアップロードの締め切りなども遵守されておりました)。今後も、本学会が自由で多様性に満ちた研究活動を追求していくこと、そして学会賞がそのためのひとつの励みとなることを、切に願っております。

2009年度学会賞選考委員長  河野 勝


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