
- HOME
- 学会組織 [理事長ご挨拶]
理事長ご挨拶
日本選挙学会は、広く選挙と政治に関する研究に関心を持つ研究者と実務家が会員として参加しています。
これまで歴代の理事長および理事会の努力によって進められてきた日本選挙学会の大きな制度改革がほぼ完了し、実施されています。私は、こうした時期に理事長に就任することになりましたが、これらの新しい制度の基礎固めを行い、着実に運営していくことが最大の課題と考えています。
新しい制度の第1は、理事長経験者が理事選挙で被選挙権を持たなくなったことによって、新理事会に加わっていないことです。学会運営に必要な情報は受け継ぎながら、学会の発展のためによい新たな試みを、理事長経験者に頼らずに独自に検討することが求められています。
第2に、年報『選挙研究』が年2回刊となりました。投稿論文も査読委員会の設置により随時受け付けるようになりました。
第3に、研究会大会ペーパーのweb配信ができるように、ホームページ(HP)がリニューアルしました。このHPには、研究会大会報告の概要や論文の報告者自身によるアップロードと会員によるダウンロード、会員情報や研究業績の本人による編集といった新機能があり、学会運営と研究会大会の運営を強力にサポートします。
これらの実施に加えて、「日本選挙学会賞」を創設しました。この学術賞は、研究会大会における会員の優秀な研究報告、ポスター報告、および、年報投稿論文を次の年の研究会大会において表彰するものであり、2009年度大会から審査を開始し、2010年度大会で第1回の授賞式を行います。日本選挙学会が表彰することがふさわしい研究を行われた会員を研究会大会で表彰することにより、会員相互の研究交流の促進と広い意味の選挙研究の発展を期待しています。
研究活動は、われわれの頭の中で発生したほんの小さな驚きや疑問からスタートし、文献を調べ、調査を行い、データを収集して分析することによって、理論・仮説を検証し、研究をまとめます。研究会大会は、この自分だけの研究を報告することによって、研究者コミュニティの共有財産とするとともに、他の研究者たちからの批判と疑問に答え、研究を改善するための重要な機会です。こうした研究活動を行うのに、何の遠慮も要りません。きびしい批判と周到な反論が、研究を進展させると信じています。日本選挙学会が、すぐれた研究を軸に、知的な交流が活発に行われるフォーラムであり続けることを願ってやみません。
日本選挙学会理事長
川人 貞史